予防と養生
貝原益軒「養生訓」の中に“予防と養生”に関する一説があります。
「聖人は未病を治す」とは、病気にかかるまえに、予防的に注意して病気にかかりにくくする、ということである。
飲食や色欲などの内欲や風・寒・暑・湿などの外邪を慎まないために大病になると、思いのほか大きな悲しみと長い苦しみに苛まされる。
病気になると、食べたいものを食べず、飲みたいものも飲めず、身を苦しめ、心を傷つける。
予防的に養生をすれば病気にならず、目に見えない大きな幸せを得ることができる。
孫子は「良く兵を用いる者は赫々の功無し」という。
その意味は、上手に兵を動かす士官は、一見してわかる手柄がないということである。
それは、戦いの起こる前に戦わないで勝つことができるからである。
また「古の善く勝つは、勝ち易きに勝つなり」ともいう。
養生の道もまたこのようにしなければならない。
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